神無月のころ

旧暦10月は、『神無月』と呼ばれる。この月のことがなぜ『神がいない月』と言われるかと言えば、日本中の神様が、出雲の地へ旅立つがゆえに、それぞれの土地の神様がいなくなるからだそうな。よって、出雲の地は、旧暦10月を『神有月』と呼ぶそうな。

日本中の神様が、この出雲の地に結集して会議を開くのだそうな。

『なんの会議を開いてるんだろうな?』

聞くところによると、これから誰を幸せにするか?ということを相計っているんだそうです・・・

『へぇー、神様って、そんな愛情深いの?』 『知らなかった・・・』

私は、素直にそう思ったのだが、疑い深い君は、『何を言ってるの?ばかばかしい』と返すでしょうか?

じゃぁ、お聞きしますが、神様が集まりあって、これから一年、日本のどこそこに台風や地震などの災害をもたらそう・・・なんて話し合っているならば、あなたは、神社に参拝したいですか?

物騒な話ですよね・・・それよりも、『誰かを幸せにすることを話し合っている』・・・と言うほうが、素敵じゃないですか?

神様を参拝したくなりますよね・・・あのぅ、私は別に、神社からの回し者ではありません。とりあえず・・・言っておきます。

もう、11月にはいります。11月は、旧暦だと『霜月』と呼ぶそうです。霜が降り始める月ですね。寒くなってきます。お体には気を付けましょう。

月霜より

 

2018年10月31日

つもりつもりのはずが・・・

やってるつもり・・・確認したつもり・・・

つもりつもりが積もって、なにもやっていない自分が出来上がる・・・
架空の自分・・・虚像の自分・・・

そんな自分に向き合ってみる・・・

そうすると、こんな言葉がつぶやいてくる・・・
あの時、こうすればよかった・・・ああすればよかった・・・

80歳以上の高齢者施設に入っているおじいさん、おばあさんにある人が聞いた。

「もう一度、人生をやり直すなら、どんな人生を送りたいですか?」

それに対して、多くの老人がこう答える。

「自分のしたいことをチャレンジしてみたい。」
「他の誰が何と言おうと、自分がこうだ!と、思ったことをやってみたい」

やればよかったのに・・・

チャンスと思った時が、最良の時である。
何事も、自分が最初にやる!と、決めたことはやってみることだ。
確かに、最初は、風当たりが厳しいかもしれない。
しかし、それを、そよ風が自分の頬を撫でてくれたくらいに思わないと、何も成し遂げることは出来ないだろう。

よく、チャンスの女神は、前髪しかないと聞く。チャンスの女神が去っていくときに、それを掴もうとしても、つかめないらしい。あとから、振り返ってみても、あの時がチャンスだったと言う人は、いくらでもいる。でも、そんな人の話は、魅力がない。

自分が魅力ある人間になろうとするなら、チャンスをつかむことだ。リスクを考えてばかりいて、何もできない人間を誰が相手にするものか・・・

2018年10月25日

気持ちの問題

『これが正論だ』と言われても、気持ちがついていけないと、感じたことはありませんか?

いきなり、すみません。最近あったことで、やっぱりエッセイに書いておいたほうがいいかなって思いまして、今回、取り上げています。

人は、理性と感情とぶつかり合うときに、やはり感情のほうが強いことがあります。

だって、人間の歴史を見ても、戦争が起きてきたことは、大義名分があったとしても、やはり感情論でしょう。国民の感情が高ぶらなければ、戦争は起きないと言われています。アメリカが日本と戦ったのも、真珠湾攻撃と言う出来事があって、アメリカ国民の感情が高ぶったからでしょう。別の識者から言わせると、アメリカは日本が真珠湾を攻撃するように仕向けた、ともいわれています。まぁ、そのことは、私にとっては過去の歴史の事実ですから、いろいろ言う立場にありません。一人のエッセイストですから。

ただ、感情のほうが人を動かす力が大きいということを知っていることは大事だと思います。どんなに会社の社長がいろいろと仕事の指示をしても、たとえ、どんなに彼氏、彼女が『自分はこうだから』と言っても、気持ちがついていけないことには、行動を合わせられないことにつながります。

仕事の場合は、仕方なくやってる場合もあるでしょうが、友達関係、恋愛関係、などが関係してくると、無理して合わせていると、後から大げんかになることもあるでしょう。だから、コミュニケーションが必要になってきます。相手がわかっていると、思い込まないことです。相手がわかっているというよりも、相手が合わせてくれていると、考えたほうが良いのです。

そんなに、あなたのことをわかっている人がどれだけいますか?わかっている人がいるなら、それまでの時間、コミュニケーションをしっかりと取ってきたからでしょう。そのことを忘れないようにしましょう。自分は、最初会った時からその人のことが何でもわかるなんて、思わないことです。それは、その人がうぬぼれているだけです。

だから、勘違いしないようにしましょう。感情が理性について来るようにするためには、コミニケーションが必要だってことを・・・

そして、時間がかかるってことも・・・

2018年10月15日

恋愛論

 

韓国生まれのジョンキムという人は、『来世でも読みたい恋愛論』という本の中で、恋愛について、次のように語っています。老若男女を問わず、役立つものだと思いますので、掲載させていただきます。

 人を愛するという行為は実体がつかめず複雑がゆえ、時に挫折を味わうもの。人を深く愛し、恋愛を成就させるには、まず、愛とは何かについて理解しておく必要があります。すると、心が満たされ、人生も豊かになるのです。

 ジョンキム著『来世でも読みたい恋愛論』から、いま知っておくべき愛の定義についてお伝えしましょう。

01.
愛とは創造である

愛は、対象と出会う前には存在しなかったものです。
愛は、人間が得られる最高の感情であり、それは、愛さなければ得られなかったという意味で、創造する行為であるとも言えます。

人が愛することで得られるのは、生きる喜び。それに勝る喜びが、この世にあるのでしょうか。結末がどうであれ、決して愛することを怖れないことが大切なのです。 

02.
愛とは魂の居場所

恋愛というのは、魂が休める場所であり、魂の傷を癒せる場所なのです。

恋愛の中では、自分という存在をありのまま肯定し、信頼と愛情で丸ごと包んでくれる相手がいることを感じます。たとえ世の中のみんなが自分のことを理解してくれなかったとしても、愛する恋人だけは自分の心の声に耳を傾け、理解してくれるはずなんだという「ある種の確信」が生まれ、それが絶対的な安心感につながっていくのです。

03.
愛とは、信頼することである

真の愛は、相手のことを信頼することにあります。たとえ裏切られたとしても、相手を信じ続けるという愛の盲目さは偉大なのかもしれません。究極的には、目に見える現実よりも、相手の言葉を信頼することが愛です。恋は信頼がなくても生まれますが、愛は信頼が必要になってきます。

04.
愛されるより愛する

愛されることばかり考える人は、人生が受動的になり、それがうまくいかなかったときに、被害者意識を持ってしまうものです。そうではなく、自ら人を愛することを中心に考える人は、人生が能動的になり、幸せに対する自身の制御能力も高まっていきます。

05.
相手の欠点まで
愛せるかどうかが重要

恋愛が本物になってくると、相手の欠点を短略的に美化したりせず、冷静なる理性を介在させて相手の欠点を確認し、それを補うために自分のできることを考え、行動できるようになります。それも喜びの気持ちを持って。

06.
成熟な愛は理由を必要としない

愛に、理由は不要。「なぜ愛しているのか」を問うのは愚問です。愛は存在に対するものであり、その存在に付随したり飾りに対するものであってはなりません。

自分が存在しているという事実だけで愛されているのだと実感したとき、人は無限なる喜びや生きる力を得ることになります。自然体として、自分らしく、生き生きと生きていけるようになります。

 

2018年10月7日

大空食堂

先日、仕事で天草方面に出かけた。朝11時ころに会社を出て、車を走らせる。1時間ほどすると、ちょうど、三角港辺りに着く。天草五橋の1号橋が新しくなっているのでそちらを渡ろうとしたが、よくよく考えてみると、もうおひるごはん時であるので、久しぶりに「大空食堂」に、寄ってみようかと思った。そうすると、旧1号橋を渡らなければならない。10月のその日は、天気が良くて、空は青空、龍の形をした雲が大きく張り出しているだけである。

「最高の天気だ!」と、つぶやきながら、港に車を止める。
「えーっと、どこだったかな?」
そう言いながら、港を歩く。100メートル程行ったところに、「大空食堂」の看板がデカデカと出ている。

「あったー、ここ、ここ!」
そう言いながらお店に入ると、お客さんがいっぱい!
カウンター席が1席だけ空いていたので、座れた。でも、あとから来た人たちは、入り口の外で、待ち状態になった。
「結構、流行っているなー」
そう思いながら、長崎ちゃんぽんを注文する。よく見ると、長崎ちゃんぽん800円と、なっている。

「ありゃ?10年ほど前に友達と来たときは、400円くらいだと思ったけれど・・・」と、心の中で叫ぶ!

ここのちゃんぽんは、具沢山で安いということで友達と一緒に来たのだった。
「確かに、今回も具沢山でおいしいちゃんぽんだったけど・・・」心の中で呟きながら、
「時代が変わってしまったのかな?・・・」

そう思いながら、会計を済ませて、本渡方面に車を走らせた・・・

2018年10月5日