「あなた方の信仰に徳を、特に知識を、知識に自制を、自制に忍耐を、忍耐に敬虔な専心を、敬虔な専心に兄弟の愛情を、兄弟の愛情に愛を加えなさい。」と言う言葉が、聖書の中に見出せます。ペテロ第二の手紙1章5,6節です。
この言葉にあるように、物事の始まりは、まず、信じること、信仰です。信じることがあって、人の話でもなんでも、信じなければ、物事は始まりません。しかし、最も信じなければならないのは何でしょうか?
それは、自分自身です。誰もが信じなくとも、自分で自分を信じることが大切です。私の母は、40年ほど前、「朝の集い」に出席していて、倫理を勉強していました。今でも実家に戻ると、丸山敏夫大全集が20数冊並んでいます。その母が、あいさつの大切さを学んで、私の父にいつも朝から、あいさつの言葉をかけていました。父は、職人上がりのぶっきらぼうなところがあり、あいさつを返してくれませんでした。何年もそうしたことが続き、やっと、小さな声であいさつを返すようになったのです。母は、自分を信じて、必ず、相手を動かすことを信じて、積極的に挨拶を心がけたのです。
私たちは、どうでしょうか。相手の顔色を見て、自分の態度を決めるような考えになっていませんか。自分を信じて、前向きな人生を送って行きましょう。