牛乳に何を期待しますか?

最近、牛乳には栄養価が何も無いという人がいる。たんぱく質は、人間の栄養にならないし、カルシウムも吸収されないということらしい。一昔前まで栄養についての本には、牛乳を毎日一本は飲みましょう書かれていた。高度成長時代の団塊の世代の人達などは特にそうだ。牛乳をよく飲んだので背が伸びたと言う人もたくさんいたのに、あれは、いったい、何だったのだろうか?

牛乳にいったい、何を期待しているのだろうか?野菜の食物繊維などは、何も栄養が無いのに、胃腸の働きを良くすると言うことで重宝がられる。牛乳も人間のために栄養が無くとも、何かしら役に立っている点があるのではなかろうか?それを発見したら、人はまた、われもわれもと、牛乳を飲むのではなかろうか?

人間の知恵はいい加減なもので、人がこう言ったらこうで、ああ言ったらああで、。。。と言う具合にコロコロ変わる。特に、医師や教授など権威のある人が言うとややこしい。歯医者さんが言う、歯ブラシの使い方なども、過去、何回か変わってきた。

そんな、こんなで、人に期待ばかりして生きていると、ろくなことはない。自分がしっかりした考えを持ち、人に振り回されない生き方をしていけたらと思う。

そんなことを考えながらも、朝から、牛乳を飲んで一日を始める。

 

2018年7月25日

アイスコーヒー

最近のコンビニで売ってあるアイスコーヒーは、なかなか美味しい。セブンイレブンを始め、ローソンやファミリーマートでも、ひきたてのコーヒーを味わうことが出来る。しかも廉価で・・・私も、近くにセブンイレブンがあるので、朝からサンドイッチとコーヒーをいただくようにしている。建築部は、朝早いが、企画営業部の社員が出社するのは9時だから、その前に朝食である。今の季節、アイスコーヒーを飲むことが多い。アイスコーヒーを飲みながら、今日一日のスケジュールを確認し、事務処理をやっていく。特に、一日外出する日は、朝に事務処理を済ませておかなければ、書類がたまってしまうのである。また、それぞれの社員に指示が必要であれば、メモを書いて、その人のデスクに貼っておく。そのようにして、一日の社長の活動が始まるのである。

このアイスコーヒーを飲みながら、思うことがある。それは、セブンイレブンの事業展開のことだ。50年ほど前に、セブンイレブンが出てきたころ、コンビニは、苦戦をしていた。当時は、スーパーマーケットの時代であり、スーパーのダイエーが有名であり、地元熊本では、寿屋やニコニコドーが店舗展開していた。そんな時代に、定価販売するなんて馬鹿げていると、多くの人は考えていた。「スパー」というコンビニ等が当時、展開していた。

そんな中で、セブンイレブンは、朝7時から夜11時まで店が開いてますよ!と言うメッセージを店の名前にしたのである。当時のスーパーが、朝9時くらいから夕方7時くらいまでの営業時間であったことからすると、画期的なことであった。朝から慌ただしく家を出るサラリーマンにしては、7時から開店しているセブンはありがたかったことだろう。(※セブンイレブンをコンビニの代表的な例として、今回取り上げています。)その後、24時間の営業時間となり、夜中に、若人たちが利用するようになる。また、店のトイレを使えるようにして、ちょっとしたときに客が誰でも利用できるようにした。また、駐車場を拡張して、車で利用する人の便宜を図っていった。さらに、コピーやファックス、オンラインでのチケット購入サービス、そして、銀行のATMサービスまで、導入するようになったのである。お客が増えてくると、商品も定価より安く提供するようになっている。

そして、ひきたてのコーヒーのサービス。朝から、喫茶店に行かなくても美味しいコーヒーが飲めるのである。

人は、最初は、エエッと、思うようなことでも、慣れてくると、それを使うのが当たり前になってくる。セブンイレブンの展開は、人々のハートをつかむ展開の仕方をしている。

以前聞いた話だが、100年企業となっている会社の特徴が、顧客の創造と、付加価値の追求を行っていると言うことだ。言い換えれば、常に新しい顧客を作り出していって、新しいサービスを加えているというのである。そんな、会社が、存続しているのである。

そうであるのならば、経営者は、セブンイレブンなどの経営の仕方に学びながら、長く愛される会社経営をしていきたいものである・・・

今朝も、アイスコーヒーと、サンドイッチを食べながら、書類の確認などをしている。

2018年7月23日

夏の音

一年ほど前、社長のコラムで夏の色について書いたことがあった。夏をイメージする色は人それぞれで、真っ青な空の青であったり、花火の赤、オレンジであったり、スイカの赤い色、ビーチパラソルの白色、小麦色に焼けた肌の色など、人それぞれ違っていると書いた。

では、今回は夏の音について触れてみようと思う。

夏は他にない、いろいろな夏らしい音がある。前回書いたセミの鳴く音もそうだが、花火大会の時の打ち上げ花火のドーンという音、露店で賑わう人の声、風鈴の音、水しぶきを上げて遊ぶ子どもたちの歓声、浴衣を着た子どもたちが遊ぶ花火のシュー、パチパチという音、スイカをかじりついた時のサクッとした音、のど越しの生ビールの音、盆踊り大会の歌・・・

確かに、夏には夏の音がある。

夏をイメージする色も音も、鮮明であり、鮮烈でさえある。

夏の時期は、非常に鮮烈、鮮明であるので、私たちの記憶の中に残っていくのだろう。一昔前に、「ひと夏の経験」という歌が流行ったことがあった。人の生活も喜怒哀楽が激しい時期であるのだろう。しかし、最近の人の生活は、冷房完備の室内でゲームをして遊ぶ子どもたちが増えているように思える。大人もそうである。快適な生活の中では、なかなか、そうした夏の音や色に出くわすことが少なくなっているのかもしれない。

昔、流行った、さだまさしの「精霊流し」を聞いてみた。打ち上げ花火の音の後で、バイオリンの甘く切ない響きが心に刺さった。人はそれぞれ、自分の夏の音を持っているのだろう。

この夏、あなたにとっての「夏の音」を探しに行きませんか?

2018年7月16日

社長のエッセイ

以前、社長のコラムとして連載していたものを復活させました。エッセイとコラムでは、基本的な主旨が違うので、私が書いている内容は、どちらかと言えば、エッセイに近いものですから、今回から、「社長のエッセイ」として、掲載させていただきます。

半年ぶりの執筆で、さてさて、何を題材にして書こうかな?と、思ったところ、「季節に関することが一番かな」・・・と、思いましたので、今回は、夏に関することを書かせていただきたいと思います。

梅雨が明けると、急に猛暑となります。特に、梅雨明けの1週間くらいは、熱中症に気を付けないと、大変です。この暑い時期に、蝉の声がするようになりますが、最近気づくことがあります。それは、ミーミー蝉の声が減ったな・・・と言うことです。「みー、みんみん、みーん・・・」と鳴くあの蝉の声は、昔は普通に聞けたものですが、今は、アブラ蝉の「じーじーじー」と言う鳴き声ばかりになっている気がします。ミーミー蝉の鳴き声は、気だるく、夏の暑さを予感させるものでした。そのミーミー蝉が鳴くのが終わるころ、大抵7月の後半、アブラ蝉がジージージー、とやりだすのです。そして、8月に入ったころに、クマ蝉が夏を謳歌するかの如く鳴きはじめ、8月の終わりには、夕立が上がる頃、ヒグラシが鳴き始めるのです。

昔は、蝉の鳴き声だけで、季節の移り変わりを感じたものでしたが、最近では、事情を変わってしまいました。蝉の鳴き声も、梅雨が明けたら、いきなりアブラ蝉がせわしく鳴きはじめ、それにつられて、クマ蝉も鳴く・・・ミーミー蝉はどこに行ったの?と言う感じです。季節の移り変わりを感じる間もなく、時間が過ぎていくように思えます。慌ただしい毎日が繰り返されるようです。

自然(環境)の変化は、人間の生業(なりわい)と、関係しているのでしょうね・・・

社長のエッセイでは、読者の皆さんが、日本の季節を感じるように心がけたいと思いますので、今後よろしくお願い致します。

2018年7月12日