春の便り

 二十四節季とは、1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもので、「節(せつ)または節気(せっき)」と「気(中(ちゅう)または中気(ちゅうき)とも呼ばれる)」が交互に来ると言われている。

 今年の春分(しゅんぶん)は、太陽暦で言えば、3月20日であった。これから二十四節季は、清明(せいめい)4月5日頃、穀雨(こくう)4月20日頃と続いていく。これから本格的な春となる。

 昨年の2月頃から新型コロナが流行り始め、一年以上なっている。普通、冬の寒さが続いた後に春が来る。今年の春は、一年以上『冬』が続いたような感じで、本当に待ちに待った『春』到来である。

 昨年4月に高校3年生になった方は、今年3月に卒業したのだが、やっと自分たちの『春』がやってきたような感じだろう。4月から進学したり、就職したりと、それぞれの道を歩む。事業を新たに始める者も、春から始めることで気持ちが大きく膨らむものだ。

 株式会社オオタにも、新しく6名の新入社員が入ってくる。それぞれに夢を持って入ってくるだろう。周りの人も、新入社員をほほえましく思うことだろう。老婆心ながら、すべての人に話しておきたい。

 『夢』は、持ちつづけた人にしかほほ笑んでくれない。ということである。

 『夢』をもって、誰もが始める。しかし、『夢』は、叶うまで頑張りつづけた人にしか、ほほ笑んでくれない、ということだ。

 途中で、簡単にあきらめていては、何も実現することはない。いろんな人生の荒波が押し寄せてくる。人間関係、上司との関係、自らの能力不足、環境の変化、金銭の問題、いろいろとあるだろう。

 そうしたことを乗り越えていくこと。それが、『夢』を実現することになっていく。

 今、全ての若い人たちにエールを送ろう。

 『夢』をもって、始めて下さい。しかも、『夢』が、叶うまで頑張りつづけて下さい。……と。

2021年3月22日