「気持ちを話す」と言うのは、人にとって非常に大切なことである。いろいろとストレスを抱える現代社会で自分の信頼する人に心を打ち明けることは、ストレス解消になる。確かに、心のうちにあることを話すことは大切なことである。
人に相談することが苦手な人でも、神様やご先祖様に祈る人もいるだろう。神、仏に話しかけることによって、自分のうちにあるもやもやを解消する人もいるだろう。
要は、”話す”と言うことは、”離す”、”放つ”、と言うことにつながっているような気がしてならないのである。
日本語というものは、不思議なもので、言葉自体に力を持っている。だから、”話す”と言う言葉が、その人のストレスを開放し、悩みや苦しみから離してくれるのだ。”話す”と言う行為は、その人のエネルギーを外に放出しているのである。
だからこそ、自分が出しているエネルギーが、人のためになっているかどうか、絶えずチェックしておくことが必要だろう。
あの人といると心が和む、とか、あの人といると、温かい優しい気持ちになれるという人がいる。その人の出しているエネルギーがそうさせているのだろう。
そうであれば、私たち各人が、周りの人にどんな影響をもたらしているのか、考えてみることが出来るだろう。
”話す”と言う言葉を考えた時に、日本語の不思議さ、素晴らしさについて、考えてみた・・・