春一番

2月の立春から春分の日にかけて、突風が吹き荒れることがある。一般的にそれは、『春一番』と呼ばれているが、地方によって、『春一番』の条件は若干異なっているらしい。きょう(4日)、北陸地方で「春一番」が吹いたと、報じられている。

北陸地方の「春一番」の条件は以下の通りである。
① 「立春」から「春分の日」の間であること。
② 日本海で低気圧が発達すること。
③ 新潟、富山、金沢、福井のいずれかの気象台で風速(10分平均値)10m/s以上の南成分(東南東~西南西)の風が観測された場合で、かつ、その気象台を除く、新潟、富山、金沢、福井のいずれかの気象台で風速(10分平均値)6m/s以上の南成分(東南東~西南西)の風が観測された場合。
④ 最高気温が前日より高いか、ほぼ同じになること。

関東地方では、「春一番」の条件は、次のようになっている。
関東地方の春一番の条件は、以下3つの条件を基本とし、総合的に判断して発表されます。
①立春~春分までの期間。
②日本海に低気圧があり、低気圧が発達すれば、より理想的。
③関東地方に強い南風が吹き、気温上昇。
※東京において最大風速が8.0m/s以上。風向は南よりの風で、前日より気温が高い。

九州北部・山口については、以下の通りである。(条件は熊本地方気象台から引用)
① 立春から春分までの間
② 日本海に低気圧
③ 最大風速7m以上
④ 南寄りの風
⑤ 前日より気温が上昇

場所によって若干の違いはあるものの、おおよそ同じである。急速に気候が変動するために、体調などきをつけた方がよさそうである。

2019年2月4日