ボーイズビーアンビシャスとムーンショット目標

「少年よ、大志を抱け」という言葉は、たいていの人が聞いたことがある。
札幌農学校1期生との別れの際にクラーク博士が発した言葉とされていて、実は続きがあり Boys, be ambitious like this old man. 「少年よ、大志を抱け、この老いぼれ(=クラーク博士)のように」だったと言われている。

この時のクラーク博士の年齢は、50歳であったと言われているから、年齢を取ったとしても決して志(夢)を忘れてはならないということである。

最近では若い人が夢を持つことが難しいともいわれているが、夢を持つことが出来るかどうかは、外的な要因に影響されるかどうかではないような気がする。若い人でもしっかり志を持っている人もおり、ない人もいる。

これからの将来を考えた時に、参考にできる指針がある。それは、政府の内閣府がホームページで出している2050年までに日本人がどんな生活をしているのかという、目標が示されている。それは、ムーンショット目標と呼ばれている。

【ムーンショット目標】
2050年までに、複数の人が遠隔操作する多数のアバターとロボットを組み合わせることによって、大規模で複雑なタスクを実行するための技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。
2030年までに、1つのタスクに対して、1人で10体以上のアバターを、アバター1体の場合と同等の速度、精度で操作できる技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。
2050年までに、望む人は誰でも身体的能力、認知能力及び知覚能力をトップレベルまで拡張できる技術を開発し、社会通念を踏まえた新しい生活様式を普及させる。
2030年までに、望む人は誰でも特定のタスクに対して、身体的能力、認知能力及び知覚能力を強化できる技術を開発し、社会通念を踏まえた新しい生活様式を提案する。

こうしたことがマジで取りざたされているのである。私たちは将来を見据えて、自分の志(夢)を描いて、進んでいく必要があるだろう。

2023年4月17日