コミュニケーションの取り方については、いろいろな方が論じているが、今回は、コミュニケーションの取り方について書いてみたいと思う。最近の世の中のコミュニケーションツールは、昔と随分変わってきたと思う。というのは、インターネットが普及し、多くの人は、スマートフォンを使ってコミュニケーションを取る。
ここで、昔のコミュニケーションは、どのようにとっていたかを列挙してみたいと思う。
かなり昔から言えば、ベルが電話を発明してから、ラジオが普及し、テレビが家庭に広がっていった。1970年代までは、そうだった。それまでの時代は、どちらかというと、通信というより、放送という概念が強かった。ちなみに、一方通行なのが放送であり、相互通行が通信であると捉えて間違いはない。
一般家庭もそれに倣って、威厳のある父親がいれば、父親の言うことが、一方方向だったような気がする。そうした時代から、大きく変化するきっかけになったのが、インターネットである。インターネットは、1960年代から始まっているが、最初は実験的なものだった。1982年、インターネット・プロトコル・スイート (TCP/IP) が標準化され、TCP/IPを採用したネットワーク群を世界規模で相互接続するインターネットという概念が提唱された。
しかし、一般的にはまだ普及してはいなかった。1990年代半ば以降、インターネットは文化や商業に大きな影響を与えている。電子メールによるほぼ即時の通信をするという点がもてはやされ、ヤフーの検索機能が充実するようになってきた。1990年代終わりころから、グーグルの検索機能もよく使われるようになった。
2006年にアップル社がアイフォーンというスマートフォンを出すと、それまでとは違ったコミュニケーションの取り方を若者を中心に展開するようになってきた。それは、SNSというツールを使ったやり方である。ツイッターやフェイスブック、ライン、などを用いて、簡単なメッセージから、画像、動画、音楽など配信できるようになった。新しい職種として、ユーチューバーが出てきている。
簡単に用いることが出来、人々の垣根、国家間の垣根が随分取り除かれてきた。半面、人に対する中傷が簡単に起き、炎上するという騒ぎも起きている。人々は、自分の知りたい情報を取りに行き、自分の気に入った人との会話を楽しむようになっている。確かに、時代は変わってきているように思う。
21世紀の今は、変革の時、かもしれない。