旅に出る朝は・・・

旅に出る朝は、いつも“ゆで卵”を食べる。なぜか?と聞かれても、別に縁起を担いでいるわけではない。・・・なんとなく・・・である。卵が好きなのだろうか?自分に問うてみても、“別に・・・”と、もう一人の自分が反応する。ただ、なんとなく旅が面白くなりそうな気がするだけだ。・・・なんていい加減な・・・と、自分に言ってみる。

“ゆで卵”といえば、子供の頃を思い出す。藤崎宮の秋の例大祭に勢子たちが追い回す飾り馬を見たいがために、おやじのお師匠さんの会社がある立町の二階の手摺から、勢いが良い飾り馬を見ていた。そして、その時の道向かいにあった小さな食堂のおでんが好きだった。特に、“ゆで卵”・・・そのおでんのゆで卵は、黄身が濃くってなんともいえない味だった。その時から、ゆで卵を好きになったような気がする。

“卵“と言えば、おふくろが遠足の時に作ってくれたサンドイッチのスクランブルエッグは、最高に美味しかった。遠足があるたびに、卵のサンドイッチを作って!とおふくろにせがんだものだった。その時の卵も、黄身が濃くってなんともいえないくらい美味しかった。

そういえば、おやじの実家で養鶏をしていた時がある。小学校の一年くらいの時だったと思うが、おばあちゃんが、生卵を売りに来ていた時があった。その頃で、一個10円もしていたから、“高いなー”と、思ったが、おふくろは気持ちよく何十個も買っていた。おばあちゃんがいろいろ大変なのを知っていたのだと思う。

こうして、思い出してみると、卵に関する出来事はいろいろとあったんだ・・・

だから、旅に出る朝は、“ゆで卵”なのかな・・・

そういえば、うちの社員で卵が嫌いなのがいたな・・・

こらっ、好き嫌いするなよ・・・美味しいのに・・・

2017年10月26日

台風一過

台風21号が過ぎ去った。かなり大きな台風で、日本列島がすっぽり入るくらいの影響力があった。首都圏の空の交通、地上の電車などは、23日現在、運転運航を見合わせたままだ。九州は、昨日で台風が過ぎ去った。『台風一過』である。

小学生のころ、なぜか『台風一家』と、思いこんでいた。台風が、たて続けに来ると、『台風一家』と言う風に、勝手に解釈していたのである。本当のことを知ったのは、高校生くらいだったと思う。

あなたも、こうした勘違いをしていたことがあるだろうか?

勘違いとは違うが、実は、私たちが普段、何気なく使っている漢字で、歴史的に意図的に変えられたもののある。例えば、戦前は、和多志(わたし)と言う言葉が、使われていたものであるが、現在は、私(わたし)と言う言葉が使われている。日本において、「わたし」と言う言葉は、個人主義的な意味合いではなく、調和的な意味合いが含まれていた。しかし、「私」と言う漢字があてられることにより、「ム」と言う虚無的な意味が含まれるようになったといわれている。

また、「愛」と言う言葉も、本来は、「天意」と書いて「あい」と読んだそうである。「天意」とは、己から他に与えるものであり、与えることが「あい」であった。しかし、「愛」と表現することによって、受け取ることであり、愛は他から奪い取るという観念を植え付けられたとも言われている。

このように、我々が何気なく使っている言葉でも、本来の意味から外れて使われているものがある。

今、我々日本人は、美しい日本語の本来の意味に目覚め、本当の自尊心を取り戻すべきではなかろうか?

2017年10月24日

七人の留学生

先週、横浜の事務所に4日間出張してきた。

9月25日に中国の留学生7人が入ってきたので、どんな子達か?と、思って事務所に顔を出した。まだ、22歳、23歳といった子達で、素朴なあどけない子達だった。見た感じは、昭和の日本の女子という感じで、20年から30年前の日本人の女性を連想してみると良い。

といっても、彼女たちは、中国の大学を出ており、中国で看護師の資格を持つ者ばかりだ。日本語の能力は、N1クラスの子達で、頭がいいのだ。それでも日本で仕事をするには、まだまだ勉強をしなければならない。

出身地は、北のハルピン、上海の北にある大連、南の福建省などといったいろんな所から来ている。

横浜の事務所で彼女たちの住む寮を完備し、提携している日本語学校で1年から1年半、教育を受ける。同時に、国際人財開発のプロのスタッフが日本での正看護師の資格を撮ることができるように徹底的に教育する。弊社の2人のスタッフは、看護師の経験があり安心して授業を受けられるようにしている。また、それとは別に通訳を備えて、中国人を細かな点でサポートしている。

弊社のモットーが、「人材育成」である。この子達が一人前の看護師として、日本の病院で働くようにすることが、我々のミッションである。

さて、七人の留学生、この子達が、七人のサムライになるのか?それとも、七人の大和なでしこになるのか?はたまた・・・

楽しみなところである。

10月から、日本語学校で教育が始まる・・・

 

2017年10月9日

男子たる者

男子たる者
酒に酔ってはならず
女に心を寄せてはならない
自らの前に楽と苦の道あらば
楽な道を選んではならず
自らを律し、思考力を明敏に保て

自らの生き方、死に方を常に考え
国栄えんために国を思い
民栄えんために自らを律し
自らの益より他の益を考え
苦渋を甘んじて受け
後の世のために命を懸けよ

女子たる者
命の尊さを重んじ
自らを律し、命を紡ぐことを考えよ
自らの益の為にうわべの美しさに走ることなく
心の中からあふれ出る真の美を求めよ
永遠に続く美しさに目を留め
一時の快楽に走ることなかれ

全ての人よ
人が人であることの尊厳を保て
自省の心を持ち人と和し
和をもって共に生かされていることに感謝せよ

友を尊び、友の為に自らの命をささげ
友と喜び、友と苦しみ、友と栄え
友と共に歩みを進めよ

そうすればそのように生きる人に
必ずや、あなたを見守っておられる方が
ほほえんでくださるであろう

2017年10月5日

時と真理と光よ

我が魂、時と真理と光に心を留めよ
我が魂、永遠なるものへ心を留めよ

時は秩序正しく、一つの方向へと歩を進めていく
違うことなく、歴史はその歩みを続ける

真理の言葉を語れ
真理は、永遠に渡って人の心の中で響き渡る
自らの内に腐った言葉を捨てよ
さすれば、あなたの身は美しく
永久に渡って輝く

光に心を向けよ
光は闇に打ち勝っており
光あるところに希望がある
明日の希望がもたらされる

心迷える者たちよ
あなたの心を物質に向けることなかれ
心迷える者たちよ
闇の夜に心向けることなかれ
あなたの心のあるところ
そこにあなたの魂が住まうのである

あなたの魂よ
ときと真理と光に心を留めよ
あなたの魂よ
永久なるものへ心を留めよ

2017年10月3日