2回目のハノイ訪問(ダブルオーセブン(007)の世界)

6月末にベトナムのハノイを訪問した。3月に訪問して以来、2回目である。空港に降り立ったら、ムッとしたむし暑さが来る・・・たまらん・・・と思いながら、ホテルからきているはずのタクシーを捜す。なかなかいない(後でわかったことだが、空港の到着口は2か所あり、私が約束の場所でなく別の場所から出たことが原因であった)

 そこに、あるタクシーの運転手らしき人が来て、私の旅行スケジュールを見て、「これだ、これだ、と言う感じで、こちらについて来い、と言うので、言われるままに車に乗った。・・・うーん、何か違う・・・?ホテルから日本語が出来るスタッフが一緒のはずなのだが・・・全然日本語が通じない・・・

 途中、財布の中身を見せろといい、お金を全部持っていかれそうになったので、これは違うタクシーだと感じ、すぐに旅行代理店に電話した。もう、10分程度タクシーを走らせてからのことだった。

 そのタクシーを途中でストップさせ、日本円で2000円支払った。このくらいで犯罪に巻き込まれないのなら、安いものだ、と考えたのである。相手も納得して、車を下してくれた。道の脇で旅行代理店からの迎えを待った。するとすぐ、別のタクシーが来た。そして、乗れというので、「あなたが旅行代理店からの車か?」と念を押すが、強引にバッグを車のリアに入れ、発車する。・・・これもまたおかしい?と思って、再び旅行代理店に電話する。今度は、旅行代店の担当者と、そのタクシーの運転手が私の携帯電話で直接話をする。

 その結果、待ち合わせ場所を決め、旅行代理店からの車が到着した。やっとのことで、まともな日本語のガイドが付いた車に乗り込む。そして、ホテルに向かうが、えらい目にあってしまった。まるで、ダブルオーセブン(007)の世界だった。

 のちに聞いたが、ベトナムの空港には、いまだにぼったくりのタクシー(白タク)がいるそうで、注意が必要であるとのことである。

 これらのことで、やはり、海外での仕事は、注意深さや段取りが必要であることを改めて認識した次第である。

2017年7月3日