里山の風景

自分の会社を紹介するのにあなたはどんな方法を採るだろうか?

私が取る方法の中に、会社の主だった人の苗字を組み合わせて説明をしている。

「大きくてよく肥えた田んぼがあり、その周辺に大きな村がある。後ろには、大きな山と田んぼがあり、その山の本には、松の木が生えている。小川が流れ、田には苗代があり、神様の近いところには、橋がかけてあり、神様の領域に渡る辺りに、丘があり、宝を集めた倉がある。」

こんな話しである。日本昔ばなしのようにも聞こえるが、なにか、日本の里山の風景を思い出さないだろうか?

なぞかけみたいな話だが、この話の中に、会社の役員や主だった人たちの苗字が隠されている。個人情報の関係で、名前は明かさないが、面白いものである。

里山の風景は、いつも日本人が懐かしさを覚え、心の安らぎを覚える場所である。会社は、人の集まる所であるが、そこに、安心感や喜びがあり、やりがいがあって自分の目指す生き方(仕事)があれば、最高のところとなる。

私は、一経営者として、思い出す言葉がある。何年か前に、NHKの大河ドラマで、「龍馬伝」をやっていたが、福山雅治演じる竜馬が、次のように語っていた。「皆が笑って暮らせる国をつくるぞな」「誰にも縛られない国をつくるぞな」

その福山の言葉が好きだった。同じことを、会社の経営でできるなら、一番いい。

それが、私の本心である。

2017年2月12日