魂の新しい人

現在の人々の3分の2は、前世が動物だったと言う人がいる。人間として、初めての魂の人たちである。後の3分の1は、前世が人間だったと言うのである。

輪廻転生と言う教えをご存知だろうか?宗教的なもののように思われているが、人間が生まれてくるのは、生きている間が修行であり、霊界に戻っても修行は続くのである。人は普通、輪廻転生を繰り返し、魂を磨いているのだと言われている。

ただ、この人生、楽に生きようとすれば楽に生きることができる。好きなように生きたければ、好きなように生きることもできる。快楽を中心に生活をしたり、お金儲けを第一に生活するのであれば、そうした生き方をすることもできる。今、ものすごく贅沢な生活をして楽をしているのであれば、注意が必要である。その人は、人間として最後の今世であるかもしれないのだ。その人は、人に施しをしたり、徳を積む必要がある。

ただ、霊界に戻るとき、つまり人が死を経験するとき、すべての魂は検分され、霊界のあるべき場所へと移される。人が死んで、自由に親しい人に行くことができるのは、49日の期間だけである。その後、霊界のあるべき場所へと行かなければならない。

霊界は、修行の場である。すべての魂が修行を行わなければならない。ゆえに、生きている間に人生が修行だと思って生きてきた人は、死後も霊界に戻ることが苦痛ではない。生きている間に、快楽にふけり、好きなように生きてきた人たちにとって、この世に執着があり、なかなか霊界を受け入れようとしない。それらの魂は、霊界に戻らずに幽霊となってこの世を彷徨う。昔から幽霊の話とか、ハローウィーンのお化けの話は、こうした浮かばれていない霊たちである。

こうした浮かばれない霊たちを諭して、霊界に戻るように指導する人々もいる。きちんとした霊能者の人達である。霊能者にも二通りある。修行をして霊能力を身に付け、人助けを出来る人と、自分が何か特別な力があると信じており、その霊能力でメシを食っている人達である。

後者は、そのほとんどが死後、冷たい地獄へ落ちるとされている。惑星で言えば、海王星とか冥王星にある霊界であるらしい・・・

魂の新しい人は、前世が動物だった。その殆どは、牛か馬である。動物顔をしている人は、たいてい前世が動物である。世に言う「美人」と呼ばれる人も、よく見ると、動物顔をしている人が多い。鼻筋が高く、目が大きい。牛や馬もそうした顔をしている。それらの人は、この世において、修行することの大切さを知らなければならない。

全ての人は、自分が生まれ育った環境が、偶然ではなく必然であったことを知る時が来る。そのときが、生きている間に来るのであれば、その人は、人生を悟った人である。しかし、死んでから悟る人も多い。

この文章を読む人は、生きているうちに人生を悟って欲しいと思っている。釈迦やキリストは、生きているうちに人生を悟った方たちである。

2017年2月21日