町が復興していく!

昨年4月の熊本震災が起きて、1年4ヶ月となった。県外の人は、これまでに建物を復旧する作業がほとんど終わったと考えるだろうが、実は、熊本市内、益城町、西原町などは、今現在、地震による半壊、全壊、の建物が取り壊されて、空き地になったり、新たに建物が建設されるという事が起きている。今年になって、それは顕著であると思える。

 御多分にもれず、弊社の建物がある熊本市東区若葉の辺りは、街並みがずっと変わってきた。健軍商店街もサンリブマルショクが取り壊されて、新築され、8月3日には、再オープンしている。サンリブ近くの建物は、随分取り壊されて、町が変わって来ているという実感がある。

 「風が吹けば桶屋が儲かる」という話は、以前取り上げたことがあったが、「地震が起きたら○○が儲かる」の、○○の中には何が入るのだろう?と、考えてみた。・・・

 まず、儲かるのは、1、葬儀屋さんや病院。こればっかりは、嬉しくない話だが、どうしても避けられない話でもある。次に、儲かるのは、2、土木解体業者。建築物が半壊、全壊すれば、当然、建物を取り壊さなければならなくなる。また、橋や崩れた石垣などを復旧しなければならなくなる。さらに、儲かるのは、3、建築業者か?

 弊社も建築仕上げ専門業者である。第3グループに属するのだ。しかし、周りの人が思っているほど、ボロ儲けしているのではない。新たに建物を作る人々も、やっとの思いで立てている場合がある。そんな、人の足元を見るようなケチくさい営業は行っていない。少なくとも、株式会社オオタは、これまでとほとんど変わらない金額で仕事を請け負っている。工事担当者に聞いたら、震災復旧の関係で仕事がしにくい場合、それまでの10%を上乗せするのを限度としている。

 ただ、仕事はメッチャ忙しい。来年の12月までは、仕事が入っており、他に言ってくる案件は、丁重にお断りするか、他の同業他社に回している状況である。

 お金も大事だが、今この時期に、「会社の信用」を儲けていきたいものである。

2017年8月6日