夏の終わりの頃、夕立がさーっと降ったあとに、東の空に虹がかかることがある。今年も何回か虹が架かっているのを見た。
虹は、なんのためにあるのだろうか?
科学的に見るならば、太陽の光が空気中の水蒸気をプリズムのようにして七色の光に屈折するために起こるものと言われている。しかし、現代の我々は、そのように説明されてわかったようなふりをしているのだが、昔の人々は、そんな科学の知識など知る由もなかった。
そうした昔の人々は、虹を見て、なんと思ったのだろうか?
自分をその時代の人々に置き換えて考えてみた。・・・そうすると、見えてきたのが・・・
虹は、滅多に現れない出来事の素晴らしい結果である・・・つまり、人が潜在意識の中で実現したいと思っている究極のイメージであると言えるのだ。
ある人から聞いた話だが、20世紀の最大の発見は、「思考は現実化する」ということだそうだ。人は、自分が思った通りの人生を送っているというのだ。「どうせ、うまくいかないと思っている人は、どうせ、うまくいかなくなる人生を送るらしい」しかし、「必ず良い結果になるということを心から信じて、行動を続ける人は、最終的には、良い結果になっていく」のだ。
なりたい自分になれるという事が、「虹をつかむ」ということではなかろうか?
あなたは、このなりたい自分、こうありたい自分のイメージをどれだけ、明確にしているだろうか?
あなたが、自分の子どもの頃に描いた憧憬をもう一度、思い出して欲しい。
そこには、素直に、なりたい自分があったはずだ・・・