また、ビートルズを聴いている!

人は、その人生の基盤となる時期が、10代から20代の前半である、と私は思っている。その時期に何を考え、何に夢中になってきたかで、その人の人生は大きく影響を受けるものだと感じている。実際、私も自分の人生を振り返ったときに、10代から20代前半に培ったものが、今でも自分に影響を与えていると感じる。

人は若い時期に、スポーツに励んだり、音楽に影響されたり、特定の人に影響されたりして、人生の基盤を培っている。

手前味噌で申し訳ないのだが、私の場合、その時期は、「ビートルズ」だった。ビートルズキチガイになっていた。ビートルズのアルバムはほとんど持っていたし、自分でも演奏をしていた。中学の文化祭の時も、高校の文化祭の時も仲間を作って、演奏をしていた。その頃のことは、今でも鮮烈に覚えている。

中学の時は、全校生徒の前で、体育館で「アンド・アイ・ラブ・ハー」と、「ヘイ・ジュード」を演奏した。高校の時は、レット・イット・ビーのアルバムの中から、「ツー・オブ・アス」「シー・ラブ・ユー」「ヒア・カムズ・ザ・サン」など、5曲。高校の武道館の一階の駐車場で演奏した。

今でもその頃のことは、よく覚えている。既成概念にとらわれないビートルズの生き方が好きだった。だから、今でも、自分がなにかのことでどうしたらいいのだろうと考えるときに、また、ビートルズを聴いている自分がいる。

この文章を書いている今、ビートルズを流しながら書いているのだ。

読者の方も、同じような経験をしていることだろう。10代の頃から20代の前半にこだわった自分に戻って、今の自分を重ね合わせていることだろう。そうすることで、生きる力が湧いてくる。だからこそ、今の10代の人たち、20代の前半の人たちが、何を考え、何にこだわっているのかという事を、大切にして欲しいのだ・・・

その人の人生に大きな力となるのだから・・・

私も今でも時々、・・・また、ビートルズを聴いている!・・・

2017年8月30日