「勝ちに不思議なことあり、負けに不思議なことなし!」
先日、講演を聴いた中で、興味深いことが話された。上記の言葉である。何か物事を行うときに、うまくいかなかったことや、失敗した場合は、必ず原因がある。しかし、成功する人、うまくいく人は、うまくいった理由を説明できないことが多い。不思議な勝ちをするのである。
成功した人について、質問をすると、「ただ、なんとなく・・・」「自分より先に成功した人のいうことを素直に従っただけで、特に自分で工夫した点はありません・・・」などと、返事が返ってくることがある。
成功しない人ほど、理屈で物事を考え、説明をしようとする。「成功する人は、特別なことをしているのだ・・・」と、考え、特別なことをしなければ成功できない・・・と、思っている。
しかし、物事を成し遂げていく人は、愚直なまでに基本の練習を繰り返したり、当たり前のことを当たり前のように行っている。
うまくいかない人ほど、自分が出来なかったことやうまくいかなかったことを念入りに話す。しかし、うまくいく人は、そんなことに思考や時間を使うのでなく、どうすれば成功できるかだけを考えて、愚直なまでに、自分がすべきことをやっているはずだ。
そう、勝ちに不思議なことあり、負けに不思議なことなし・・・