よかったー!落ち込まなくてよい材料を見つけた!前回のエッセイで、落ち込むなぁ・・・で終わってしまっていたので、落ち込まなくて済む考えをご紹介したいと思う。
7年ほど前に、「もしも高校野球の女子マネージャーが、ドラッカーのマネジメントをよんだら・・・」(略して「もしドラ」)と言う本を読んで、映画も見に行ったことがある。その中で、経営のノウハウを野球部のマネジメントに当てはめていくストーリーで、最終的に、その高校は、夏の甲子園の地区代表にまでなる!と言うストーリーだった。・・・まぁ、出来すぎかな?と言う感じだけど、結構面白かったことを覚えている。
そのストーリーの中で、監督の言うことについて、選手がよく理解できなくて、どうして監督は、そうした指示を出すのだろう?と、ブツブツ言ってる者たちがいた。ドラッカーの言葉を当てはめると、優れた組織の中には、トップの人間や主だった人達をサポートする、いわゆる「通訳」が存在していることが描かれている。
その「通訳」は、なぜトップの人間がそのように言うのか、なぜ主だった人達がそのような指示を出すのかを理解して、わかりやすく説明するのである。そうした役割を果たす人が、組織の中にいると非常に助かる。会社組織であれば、それは必ずしも側近だけでなく、事務員であったり、営業の人間である場合もある。そうした人たちが、「社長は考えがあって、そう言ってるのよ。しばらくすれば、その理由がわかるわ。」と信頼を示せば、「ブツブツ言ってた人間」が、わかってくる場合が多い。
いずれにしても、チームで物事を進めることによって、足らない点を補いあって、物事を進めるのだ。これが、単純にいつも個人プレーで物事を進めているのであるならば、大変なことなのだ。・・・誤解だらけ・・・人から中傷を受けたり・・・険悪な関係になったり・・・成功すれば人々からの称賛は大きいが、そうでなければ、良いことはあまりない。しかし、チームで物事を進める価値を見出した人たちは、それによって成長していくものである。それが、組織の良い点である。
このことを会議に置き換えて考えてみよう。会議でも、チームプレーを持ち込めば、役割分担が出来るはずである。受付、司会、プレゼンテーター、会場整理、それぞれがそれぞれの役割を担って、一つのことを成し遂げていく。会議がスムーズに進むのだ。すべてのことが出来る人間はめったにいない。しかし、自分の出来ることを建設的に用いることによって、多くのことを成し遂げていくことが出来るのだ。
そうした、チームプレーの中で、自分の欠点も改善し、成長する機会を得ることが出来るのである。そうした考えを「もしドラ」の中で、読んだ記憶が戻ってきた・・・
よかった!前向きに進めるぞ!