一番難しいこと

最近思うことが一つある。それは、コミュニケーション能力に関することである。と言っても、なーんだ、と思うかもしれない。コミュニケーションは、基本的に、相手にその情報が伝わることが大切である。よく、会社の従業員には、こちらが、なにを言ったからといって、相手に伝わっていなければ、なんの価値もない。と、口を酸っぱくして話している自分がいる。しかし、だ・・・

客観的な事実や、出来事については、相手にきちんと伝わっていても、自分の気持ちがどれほど相手に伝わっているのだろうか?と、考えたときに、雲行きが怪しくなってくる・・・
自分は、そんの気持ちじゃなかったのに・・・、逆に、自分は、そんな気持ちを抱いていたのに、相手に全然理解されてない・・・と、感じることがある。

こんなことで、葛藤したり、苦悩したりするのか・・・

そういえば、昔を振り返ったときに、思い出されることがある。小学校の6年生の時に、クラスに可愛い女の子がいた。その子に自分が好意を抱いていたのであるが、ぜんぜん、その子は自分のことに関心なんて持っていないと思っていた。中学校になったのを機会に、その子のことを忘れていた。あるとき、私の母親が、その子のお母さんと、たまたまPTAの会議の時に会って話したのだが、「〇〇ちゃんは、私のことを毎日、学校から家に帰ってきてからはなししているそうだよ」・・・という事だった。「へー、そうなの?なんの話をしてるんだろ?」、ひまなやつだな・・・と、思ったぐらいでそれ以上のことは考えなかった。

そうしているうちに、中学の3年間が終わり、卒業が間近になってきた頃、ほかのクラスの女の子から話があって、私のことをずーっと、好きな子がいるから会って欲しい・・・とか言ってきた。「なんじゃ、そりゃ、めんどくさいな・・・」そう思って、会ったら、「えっ、〇〇!」「なんで・・・今頃・・・」

なんて、鈍感なやつなんだ!バカバカバカ・・・と、自分のことを責めた。・・・

人によって、難しいことは、いろいろと違うかも知れない。しかし、私の場合、自分の気持ちを伝えることが一番下手なんじゃないだろうか?そして、相手の気持ちを汲むことも下手くそなんだろう・・・と、思う。・・・はぁ・・・

落ち込むなぁ・・・

2018年2月24日