ひとり会議って、なーに?

「結果を出す会議」にすぐ変えるフレームワーク(小野裕子:著)によると、会議は、いつでもどこでもできると書いてある。その内容はと言うと、自分と対話し、自分の頭の中をすっきりさせる目的で、「ひとり会議」が進められている。そのやりかたを紹介しよう。

① 「ひとり会議」ノートを用意する
② 何に意識を傾けるか、1枚目の真ん中に書く
③ 見開きの左ページに「事実」を集める
④ 見開きの右側にアイデアや疑問など「自分の解釈」を集める
⑤ 記入したものをパラパラめくりながら「眺める」
⑥ これだ!ということを思いついたとき、見開きの左側を空白にし、右側に書き留める
⑦ 「これだ!」についての関連情報を後から左側に集める

なるほど、こうしたやりかたもあるのか?そう思いながら、小野ゆうこさんの本を読むと、こんな紹介もあった。

それは、2人で取り組む「2人セッション型」会議である。

誰かに相談されたりした場合に使える会議である。ポイントをいくつか示そう。

・問題を抱える人が自ら解決できるように助ける
・解決者(=相談者)は、素直に自分と向き合う
・付き添う人は問題解決に関与しない伴走者の役割をする
・伴走者は自ら解決する人のための環境づくりが仕事である
・自分の内面から得られた解決は、一番価値がある

要するに、相談を受けた人は、わかっていても答えを与えないのである。その人が、自ら解決策に気づくように助けるのである。

具体的に伴走者は、どんな質問と問いかけると良いのだろうか?
・何が実現していますか?
・何を約束していますか?
・ひと言で言うと?
・一分間スピーチにまとめるとしたら?
・起きてはいけないことは何ですか?
・なぜあなたがやるの?
・極端にするとどうなるの?
・そもそもの始まりは何ですか?

事実、理想、理由などを問いかけると良いのである。

さらにその本では、3人でチームを作ることについても触れられている。3人の状態は、アイデアや意見を出す「責任」を感じられ、また互いの意見を利用、活用する、調和を見出す方向に対話が進みやすくなるとも書かれている。

要するに、「会議」と言うと非常に堅苦しく感じるものだが、実際の生活の場において、1人から始めて、「会議」は楽しいものにすることが出来るのだ・・・

2018年3月1日