何か目標を設定し、全員で共有していくやり方にブレーンストーミングと言う方法がある。やや大きめの付箋を使って、記入してもらう。ブレーンストーミングとは、各人が自由に思いついたままに、一つの問いかけに対して答える方法である。それらをまとめて、相関図を作り、さらにカテゴリーごとに分類して、特性要因図を作成する。このようにして、複数の人のコンセンサス(合意)をへて、物事の方向性をはっきりさせる。
大きな流れから、小さな流れに至るまで、ブレーンストーミングを使う事によって、それまでに考えつかなかったアイデアに至る場合がある。弊社のこのやり方を取り入れて、会議を楽しくするエッセイを作っていこうと思っている。
ただし、この方法をとるときは、次の点に注意しなければならない。
- 他の人の発言に対して批判してはならない。
- 自分の意見が絶対だという見方を表さない
- 意見を出すのに、個人差があることを認めなければならない。
- 会議の司会者や、決定権者がいる場合、それらの人によって話し合いの方向性が決定づけられないようにする。
などである。特性要因図が出来たなら、次は、優先順序を付けることである。
この点については、次回に取り上げたいと思う。