先日オープンした菊池にある
白金の森
農のオーベルジュとは、
農家がつくる、離れの宿と温泉があるレストランという意味とのことです。
今回の工事は
洗い出し仕上げ
セメントモルタルに色石などの骨材を入れて塗りつけ、
完全硬化する前にホースやブラシで水洗いして、石の頭を表す仕上げのことです。
まず塗り付けていく

洗い出し仕上げの難しいところは 石をしっかり敷詰めて塗りつけること ゴロゴロして塗りにくいです

塗り付け完了
タイミングみて、余分なアマを取り除き
あたまはり

追いかけで薬剤散布
空気を逃がしつつシートを貼ります

翌日
水洗い、玉石頭を出していきます


洗い出し完了

今回、大量に水が使用でき
冬季での施工
条件が良く、スムーズに施工を進めることができました
検査時には、お褒めの言葉をいただき、
職人として仕事をしていく事
お客様に喜んでいただける技術を磨く事
私たちが、何のために仕事をしているのか、あらためて実感しました
このような技術を次の世代へと継承させていきたいです
左官の施工法の中で、「洗い出し」というものがあります。
これは、床や壁に材料を塗り付け、表面が乾かないうちに水洗いして、小石を浮き出させたものですが、実際の現場に立ち会ったことがない人にとっては、いったい、何だろうか?と言うことになります。
今回、熊本市のある大学の体育館を施工した際、床の洗い出し施工例があったので、動画でのせました。特とご覧ください!
[su_youtube_advanced url=”https://www.youtube.com/watch?v=UYg_8wsacjA”]
広間の聚楽・漆喰仕上げ絵工事です
料亭ならではの和室を、
素材の持ち味を活かした塗り壁ならではの暖かい壁で、
どこか懐かしくも気品あるお部屋へ
まず下地をぬりつけていく

飾り・曲線部分は何度も何度も、納得いくまで調整塗りしていきます

下地完了、仕上げ塗りへ

施工完了
聚楽・漆喰壁

代々続く料亭に私たちの仕事が残っていく、
とてもやりがいがあります
歴史ある建築物は残していってもらいたいですね
今回の階段、横幅が広い
マンションなどの階段は1メートル弱ですが
この階段8メートルの22段
気合入ります
まずは
鮮やかな手つきで、塗り付けていく


塗り付けチェック

チリ掃除

一気に塗り付け完了
仕上げていく

仕上がり

当日はとても寒かったのですが
綺麗に仕上がりました
蹴上にはLED証明が埋め込まれていて
夜になるとまた違う顔を見せてくれます
施工していただいているのは協力会社の駿河工業さん
今迄、施工したコンクリート仕上げは金鏝仕上げ、ほうき目仕上げ、真空ワッパ仕上げ、デザインクリート等ですが
今回は牧場床仕上げ専用のローラーを使用します
私も、このような施工を聞くのも見るのも初めてで、勉強不足を痛感しました。
何年やっても毎日が勉強ですね!!
通常通りコンクリート均し作業を経て…
タイミングを見計らいパターン仕上げを行っていく

割付を確認・タイムリーに墨出ししながら 少しずつ仕上げる
左官下駄の跡が、スリップ止めの役割をはたします ローラーは、見た目以上に重く、施工難易度高いです

最終チェック後
完了


さすが職人
鳥肌が立つほどいい感じです
オーナー様も牛さんも喜ぶでしょう!!!
ネットの『食べログ』によると、「料亭田吾作」様は、次のように紹介されています。
・・・創業明治28年、四季折々の花が咲き、野鳥もおとずれる日本庭園を眺め、吟味された郷土の素材をふんだんに使い贅をつくした懐石料理を味わいながら、贅沢なひととき。日本古来のお座敷でゆったりとした時間をおすごしください。それが、料亭田吾作のおもてなしです。・・・
と・・・
今回、㈱オオタは、9月に大広間内装工事を行いました。特に、トイレ内壁が1番の見せ所です。えっ、トイレが!!!
実は、日本人のこだわりの中で、トイレを綺麗に見せることが和の本質である!?という人もいます・・・えっ、ホント? と言うくらい、トイレにこだわる人もいるのです。料亭田吾作さんも、ごたぶんに漏れず、トイレにも気配りが感じられます。
天井と壁は、和の落ち着きのある漆喰仕上げです。
一部壁は、タイル麻の葉張りです。弊社、一流の左官職人が、ま心で、左官材料を天井や壁に塗り付けていきます。
下地状況を調べて、ベテランの左官職人が、鮮やかな手つきで、塗り付けていきます。

下地完了すると、工程は仕上げ作業へ移ります。
今回、工期が迫っており、急いでいたため途中の写真はありませんが、こんな感じで仕上がりました。
※.写真は目地仕上げ前のものです。

とても綺麗なタイルです!
特殊な壁材が似合うのも、『老舗料亭ならでは』っという感じですね!!!