男子たる者

男子たる者
酒に酔ってはならず
女に心を寄せてはならない
自らの前に楽と苦の道あらば
楽な道を選んではならず
自らを律し、思考力を明敏に保て

自らの生き方、死に方を常に考え
国栄えんために国を思い
民栄えんために自らを律し
自らの益より他の益を考え
苦渋を甘んじて受け
後の世のために命を懸けよ

女子たる者
命の尊さを重んじ
自らを律し、命を紡ぐことを考えよ
自らの益の為にうわべの美しさに走ることなく
心の中からあふれ出る真の美を求めよ
永遠に続く美しさに目を留め
一時の快楽に走ることなかれ

全ての人よ
人が人であることの尊厳を保て
自省の心を持ち人と和し
和をもって共に生かされていることに感謝せよ

友を尊び、友の為に自らの命をささげ
友と喜び、友と苦しみ、友と栄え
友と共に歩みを進めよ

そうすればそのように生きる人に
必ずや、あなたを見守っておられる方が
ほほえんでくださるであろう

2017年10月5日

時と真理と光よ

我が魂、時と真理と光に心を留めよ
我が魂、永遠なるものへ心を留めよ

時は秩序正しく、一つの方向へと歩を進めていく
違うことなく、歴史はその歩みを続ける

真理の言葉を語れ
真理は、永遠に渡って人の心の中で響き渡る
自らの内に腐った言葉を捨てよ
さすれば、あなたの身は美しく
永久に渡って輝く

光に心を向けよ
光は闇に打ち勝っており
光あるところに希望がある
明日の希望がもたらされる

心迷える者たちよ
あなたの心を物質に向けることなかれ
心迷える者たちよ
闇の夜に心向けることなかれ
あなたの心のあるところ
そこにあなたの魂が住まうのである

あなたの魂よ
ときと真理と光に心を留めよ
あなたの魂よ
永久なるものへ心を留めよ

2017年10月3日

現代のサムライ

サムライについて、書くときに、「武士道とは死ぬことと見つけたり」の「葉隠」の言葉を思い出す。オリジナルの「葉隠」とは、狂気の思想を記した著書ではない。

それは、生か死かどちらかを選択しなければならない時は、死ぬ方を選ばなくてはならない。ということである。

別にそれ以上の意味はない。

覚悟をきめて前に進むだけである。という意味だ。

生死をかけるような場面では思いどおりに行くかどうかは分からない。

もし、思い通りにはゆかずに生きながらえたなら、それは腰ぬけである。

その境目はとても難しい。忠臣蔵の赤穂浪士は、主君のアダを討った後、切腹をした。

明治維新の原動力になったのは、吉田松陰である。松陰は、自らの思想を貫いたがゆえに切腹した。その吉田松陰の死が明治維新を起こした力となったと言って過言ではない。

逆に、当てが外れて死ねば、犬死にであり気違いざたであるが、これは恥にはならない。

これが武士道の本筋である。

では、どうすれば、現代において、サムライのように生きることが出来るだろうか?

ここで、仏教の八正道の教えを取り上げたいと思う。八正道は、反省の教えであり、自分に当てはめて自分を変えていくことを意味する。

具体的には、次の八つを考えながら、日々反省し、過ごすことだ。

正見・・・正しく見ること・・・自分は物事を正しく見ているだろうか?
正思・・・正しく思うこと・・・自分は物事に対し正しく思っているだろうか?
正語・・・正しく語ること・・・自分の語ることは正しいことを語っているだろうか?
正業・・・正しい行い・・・自分の行いは清廉潔白か?
正命・・・正しい命の使い方・・・自分の命の使い方は正しいものだろうか?
正精進・・・悟りの道を歩んでいるか・・・日々が修行であり、自分が向上しているだろうか?
正念・・・正しい夢、正しい理想・・・自分の夢や理想が利己的でなく、周りの人々を幸せにするものだろうか?
正定・・・自分を正しく見つめる。深く見つめること・・・自分を過大評価したりせず、謙虚に生きているだろうか?

こうしたことを考えながら、八正道で人は徳を築いていくことができるのだ。

毎朝毎夕、八正道で徳を築きながら、「死」ということを意識し、常に死んだ身になっていれば、武士道と自分は一体となり、一生落ち度がなく、職務をまっとうすることができる。

そう、あなたも、現代のサムライになれる!

2017年9月27日

今の高齢者は嫌い!?

日本と言う国は、どこまでお人好しな国なのか?

高齢者が増えたからと言って、「高齢者をいたわりましょう!」という、論調ばかりで、若者たちの声をどれだけ聞いているのだろうか?

“老人が説教のつもりで若者に嫌味を言ったところ… 若者が言い返した言葉に撃沈される! 公共の乗り物で、お年寄りに席を譲ろうという美徳は、 今の時代もう一昔前の時代の産物となってしまったのか? そんなことを考えさせる出来事があるブログで取り上げられていた。 

次の文章をネットから拾ってきたので、参考にしてほしい。

ある休日の電車内。座席はほぼ埋まった状態。 立っている人がちらほら見受けられる程度でした。 投稿者さんの前に男性一人と女性二人が立っていました。 いずれも60代半ば過ぎ位と見受けられます。  私の向かい側座席の前には男性1人、女性2人のハイキング帰りらしい高齢者が立っていた。 

私に背中を向けているから時たま見える横顔で判断するしかないが、60代半ばぐらいか。 彼らの目の前の座席には若者2人と50代ぐらいの女性1人が座っている。 若者は2人とも茶髪、1人はサングラスをしていた。 しばらくすると立っている高齢男性が、前に座っている若者たちに向けて 聞こえよがしに嫌味っぽいことを言い始めました。 投稿者さんもハッと前の様子に目を止めました。 

 「最近の若い者は年寄りを立たせても平気なんだから」 「ちょっと前は罪悪感からか寝たふりをしたもんだが、最近じゃ寝たフリもしないからふてぶてしい」 かなり大きな声でした。 どうやら高齢男性は女性二人を座らせたくて若者に席を譲らせようと嫌味を言い始めたようです。

 しかし、この後若者の一人が驚きの反論を始めました。 

「あんたたちさぁ、山は歩けるのに電車では立てないの?それっておかしくない? 遊んできたんだろ?こっちはこれから仕事に行くところなんだよ。 だいたいさぁ、俺みたいなヤツが土曜日も働いてあんたたちの年金を作ってやってるんだって 分かってる?俺があんたみたいなジジイになったら年金なんてもらえなくて、 優雅に山登りなんてやっていられないんだよ。とにかく座りたかったらシルバーシートに行けよ」  

これは相当痛い所をついてきました。 高齢者グループは押し黙ったまま、次の駅で降りて行ってしまいました。 恐らく車両を乗り換えたのでしょう。 この話は2005年の頃だから12年も前のこと。 一見、傲慢な高齢者の小言に逆ギレした若者が正論で言い返しスカッとした話に聞こえます。

昔の高齢者は、年をとると、孫の面倒を見たり、町内のいざこざを解決したり、嫁のなり手がない独身の男性の相談にのったり、世話をしたり、それなりに忙しかったように思う。しかし、今の高齢者は、どれだけ周りの人のために時間を作っているのだろうか?昼間から優雅にカラオケに行ったり、ゲートボールをしたり、さも年金は自分たちで作ったかのように思っている。

そんな、老人を見るたびに、むかつく若者がいるのは致し方がないことだ。

しわ寄せは、若者たちに来ているのに・・・

「最近の若いもんは・・・話にならん・・・」と言ってる高齢者の皆さま、

どうぞ、よく考えてくださいな・・・

2017年9月11日

虹をつかむ

夏の終わりの頃、夕立がさーっと降ったあとに、東の空に虹がかかることがある。今年も何回か虹が架かっているのを見た。

虹は、なんのためにあるのだろうか?

科学的に見るならば、太陽の光が空気中の水蒸気をプリズムのようにして七色の光に屈折するために起こるものと言われている。しかし、現代の我々は、そのように説明されてわかったようなふりをしているのだが、昔の人々は、そんな科学の知識など知る由もなかった。

そうした昔の人々は、虹を見て、なんと思ったのだろうか?

自分をその時代の人々に置き換えて考えてみた。・・・そうすると、見えてきたのが・・・

虹は、滅多に現れない出来事の素晴らしい結果である・・・つまり、人が潜在意識の中で実現したいと思っている究極のイメージであると言えるのだ。

ある人から聞いた話だが、20世紀の最大の発見は、「思考は現実化する」ということだそうだ。人は、自分が思った通りの人生を送っているというのだ。「どうせ、うまくいかないと思っている人は、どうせ、うまくいかなくなる人生を送るらしい」しかし、「必ず良い結果になるということを心から信じて、行動を続ける人は、最終的には、良い結果になっていく」のだ。

なりたい自分になれるという事が、「虹をつかむ」ということではなかろうか?

あなたは、このなりたい自分、こうありたい自分のイメージをどれだけ、明確にしているだろうか?

あなたが、自分の子どもの頃に描いた憧憬をもう一度、思い出して欲しい。

そこには、素直に、なりたい自分があったはずだ・・・

2017年9月11日

また、ビートルズを聴いている!

人は、その人生の基盤となる時期が、10代から20代の前半である、と私は思っている。その時期に何を考え、何に夢中になってきたかで、その人の人生は大きく影響を受けるものだと感じている。実際、私も自分の人生を振り返ったときに、10代から20代前半に培ったものが、今でも自分に影響を与えていると感じる。

人は若い時期に、スポーツに励んだり、音楽に影響されたり、特定の人に影響されたりして、人生の基盤を培っている。

手前味噌で申し訳ないのだが、私の場合、その時期は、「ビートルズ」だった。ビートルズキチガイになっていた。ビートルズのアルバムはほとんど持っていたし、自分でも演奏をしていた。中学の文化祭の時も、高校の文化祭の時も仲間を作って、演奏をしていた。その頃のことは、今でも鮮烈に覚えている。

中学の時は、全校生徒の前で、体育館で「アンド・アイ・ラブ・ハー」と、「ヘイ・ジュード」を演奏した。高校の時は、レット・イット・ビーのアルバムの中から、「ツー・オブ・アス」「シー・ラブ・ユー」「ヒア・カムズ・ザ・サン」など、5曲。高校の武道館の一階の駐車場で演奏した。

今でもその頃のことは、よく覚えている。既成概念にとらわれないビートルズの生き方が好きだった。だから、今でも、自分がなにかのことでどうしたらいいのだろうと考えるときに、また、ビートルズを聴いている自分がいる。

この文章を書いている今、ビートルズを流しながら書いているのだ。

読者の方も、同じような経験をしていることだろう。10代の頃から20代の前半にこだわった自分に戻って、今の自分を重ね合わせていることだろう。そうすることで、生きる力が湧いてくる。だからこそ、今の10代の人たち、20代の前半の人たちが、何を考え、何にこだわっているのかという事を、大切にして欲しいのだ・・・

その人の人生に大きな力となるのだから・・・

私も今でも時々、・・・また、ビートルズを聴いている!・・・

2017年8月30日

ブラックボックス

ブラックボックスと言う言葉を聞いたことがあるだろうか?ブラックボックスとは、中身がわからなくても、その中にいろいろな仕組みがあることを指している。

一般消費者にとって、今日の工業製品の大半はブラックボックスだと言える。

例えばテレビ受像機を例にとると、一般消費者でテレビ受像機の動作原理を理解している人は限られている。さらに、たとえ部品が全て揃っていても、テレビの回路図を読んでテレビ受像機を組み立てられる人は、一般消費者の中では非常にまれな存在だと言える。しかしテレビのスイッチを入れて見たい番組にチャンネルを合わせることは幼児でもできる。つまり内容や仕組みを知らないで、その効果を利用しているので、これをブラックボックスという。(ウキペディア参照)

このことを適用してみよう。

例えば、周りの人が何を考えているかをどうすれば、理解することが出来るか?と言うことである。

会社の経営者としても、営業担当者としても、あるいは人事担当者であっても、相手の人間が何を考えているのか知ることはとても大切である。それによっては、対応の仕方が変わってくる。

では、どうすればよいのであろうか?

それは、「なにがしかの言葉」を投げかけてみることである。ブラックボックスの中身が生き物であれば、つついたりすると反応が出てくる。同じように、人間の場合、言葉でつついてみることである。特定の言葉に反応して、その人の本心が出てくるのである。そこを逃さないようにしたいものだ。

どの言葉に反応してくるかによって、その人のこだわりが見えてくる。そうすると、その人の思考の型がわかってくるので、それを分析すると、対応の仕方がわかってくるのである。こうしたことは、有能な営業の人はすでに行っているだろう。

ブラックボックスの開け方は、各人の能力に委ねられるのかもしれないが、それを開けることによって、より良い人間関係がもたらされるのである。

2017年8月29日

予祝(よしゅく)のススメ

あなたは、「予祝」と言うことを聞いたことがあるだろうか?

最初、いったいこれは何だろう?と、思ったが、説明を読んでみると、意外にわかりやすかった。

予祝(よしゅく)とは、前もってそれが実現したかの如く、祝いをすることである。日本人は、なぜ、花見をするか?と言えば、昔の人たちは、秋の豊作が実現するように、前祝をすると言うのである。願いの実現を引き寄せるための法則だという。

それが、お花見だ!と言うのである。

へぇー、そうなのか?うーん、とうなっていたら、

長嶋茂雄が、1959年に天皇皇后両陛下を迎えて行われた天覧試合。長嶋は極度の不振に陥っていた。しかし、その試合が始まる前に、最寄りの駅でありったけのスポーツ新聞を買ってきて、自分で見出しを書き込んでいった。

「長嶋、サヨナラ本塁打」
「天覧試合でサヨナラ打」
「長嶋の一発に尽きる!さすが、ゴールデンルーキー、歴史に残る一発だ!」

こうしたことを、マジックで書き上げ、先に喜び、祝杯を挙げていたのである。

その予祝は、すべて現実のものとなった!

ソフトバンクの孫正義も、プロジェクトを立ち上げるときは、先に部屋の中でガッツポーズをして、プロジェクトが成功したことをイメージし、先に喜ぶそうである。

まさに、予祝である!

などなど、書かれてある。

ここで、注意するべき点がある。

夢が叶うコツがある。それは、面白がることである。おふざけでもいいので、それが叶ったことを心から喜ぶことである。疑ったり、深刻に考えたりしないことだ・・・

深刻になっていると、夢は自分から離れていく。

何か、仲間とワイワイ楽しんで、面白がっていると、夢は子犬のようについてくるらしい。

面白いものだ・・・

「予祝」に関心を持った方は、ネットで検索してみてくださいね!

2017年8月13日

夏の色

季節を色で例えると、どんな色が一番ふさわしいのだろうか?

春は、桜の淡いピンク色が一番いい。

秋は、もみじ色か?

冬は、しんしんと降り続ける雪の色、白色か?

しかし、夏を表すと、何色が一番ふさわしいのだろう?
晴れ渡った空のスカイブルー、海のアクアブルー、小麦色に焼けた肌の色、麦わら帽子の黄金色、夜店で買った線香花火の光、夜空の天の川の星のきらめき、夏の暑い時に食べるスイカの赤い色・・・・

一つ一つが鮮烈である・・・

しかし、夏を表す色を一つだけ選ぶとすると難しい・・・

きっと、人それぞれ、夏に対する思い入れがあって、それぞれの色があるに違いない。

夏ほど、インパクトが強くて、鮮烈であるが、決まった色が人それぞれ違うとは、興味深いものだ。

あなたにとって、夏は、何色ですか?

2017年8月10日

町が復興していく!

昨年4月の熊本震災が起きて、1年4ヶ月となった。県外の人は、これまでに建物を復旧する作業がほとんど終わったと考えるだろうが、実は、熊本市内、益城町、西原町などは、今現在、地震による半壊、全壊、の建物が取り壊されて、空き地になったり、新たに建物が建設されるという事が起きている。今年になって、それは顕著であると思える。

 御多分にもれず、弊社の建物がある熊本市東区若葉の辺りは、街並みがずっと変わってきた。健軍商店街もサンリブマルショクが取り壊されて、新築され、8月3日には、再オープンしている。サンリブ近くの建物は、随分取り壊されて、町が変わって来ているという実感がある。

 「風が吹けば桶屋が儲かる」という話は、以前取り上げたことがあったが、「地震が起きたら○○が儲かる」の、○○の中には何が入るのだろう?と、考えてみた。・・・

 まず、儲かるのは、1、葬儀屋さんや病院。こればっかりは、嬉しくない話だが、どうしても避けられない話でもある。次に、儲かるのは、2、土木解体業者。建築物が半壊、全壊すれば、当然、建物を取り壊さなければならなくなる。また、橋や崩れた石垣などを復旧しなければならなくなる。さらに、儲かるのは、3、建築業者か?

 弊社も建築仕上げ専門業者である。第3グループに属するのだ。しかし、周りの人が思っているほど、ボロ儲けしているのではない。新たに建物を作る人々も、やっとの思いで立てている場合がある。そんな、人の足元を見るようなケチくさい営業は行っていない。少なくとも、株式会社オオタは、これまでとほとんど変わらない金額で仕事を請け負っている。工事担当者に聞いたら、震災復旧の関係で仕事がしにくい場合、それまでの10%を上乗せするのを限度としている。

 ただ、仕事はメッチャ忙しい。来年の12月までは、仕事が入っており、他に言ってくる案件は、丁重にお断りするか、他の同業他社に回している状況である。

 お金も大事だが、今この時期に、「会社の信用」を儲けていきたいものである。

2017年8月6日