時間に追われて・・・

12月になると、『師走』と呼ばれる時期に入る。先生と言われる人が、忙しく駆けずり回る時期となる。時間に追われて、つい、うっかり、ミスをしてしまう。ということも生じやすい。今回は、この時間について、取り上げようと思う。

「あなたの主人は誰ですか?」と、聞かれたら、あなたは何と答えるだろうか?
結婚している女性であれば、ご主人さんの名前を挙げるかもしれない。ただ、この時期、あなたの主人は、『時間』になっている人が多いような気がする。『時間』にしばられ、時間に追われて、『時間』通りうまくいくかどうか、そればっかりを考えている人が多いようだ。サラリーマンは、会社の『時間』に追われ、学校の生徒も『授業』という制約の中に縛られている。家庭の主婦は、家事や育児に追われ『時間』を費やしている。

もう一度、「あなたの主人は誰ですか?」と聞かれて、『自分自身』と答える人がどれだけいるだろうか?自分の中に確固たる軸を持ち、仕事やプライベートに取り組めるなら、それに越したことはない。では、自分の主人が『時間』ではなく、『自分自身』であるとは、どういうことだろうか?

それは、自分がなすべきことを把握し、今月中にすべきことが何であるか考え、それをスケジュールに落とし込んでいく、今月中にしなくてもよいことは来月に回すと言う優先順位を決め、『時間』が主人ではなく、『自分自身』が主人であることを示すことができる。そう、スケジュールに追い回されないようにすることだ。

よく、時間がないと言う人で、仕事ができない人がいる。しかし、時間がないと言いながらも、他の用事ができた場合もきちんと仕事をこなせる人がいる。どうしてだろう?それは、仕事の優先順位をしっかり持っている人だからだ。今は、年末年始だからと言って、特別なことをする人は少なくなってきている。昔ほど、忙しくはないはずだ。

それなのに、12月だからと言って、忙しい、忙しいと言う人がいる。単なる気持ちの問題ではないですか?・・・と、言いたいですね・・・

2018年12月3日