北風と太陽

この暑い中で、「北風と太陽」ですか???と、お叱りを受けそうなタイトルである。しかし、この夏の暑い時期こそ、気を付けなければならない点がある。頭が、ボーっとして切り替えが聞かないうちに、仕事の成果だけを気にして、キリっキリっとした対応で周りの人に自分は仕事が出来るんだと、知らないうちに自己主張している人がいる。

それは、それでよいのかもしれないが、何のために仕事をしているのかという目的をもう一度、確認してほしい。その目的があって、目標を設定するのである。目的は、ほとんどの人が、自分が幸せであり、その中で仕事をしていきたいと思っているのである。目標は、目的に達するための里程標である。

しかし、北風のように冷たい人は、目標第一主義者になろうとする。自分が嫌われ者になってもいい、それで、社員がわかってくれるのであれば、それが会社の為になるのならば・・・と言う考えの人もいるだろう。しかし、北風のようになってはいけない。

会社の前に、「人」である!人として、仕事に誇りを持ち、幸せを生み出す言動を心がけることが、すべての人に求められているのである。そういう人が、結果として、会社に貢献しているのである。会社の経営者であろうと、役員であろうと、関係はない。周りの人を尊重し、たとえ自分より若くて、経験が少なかろうと、語る言葉には気を付けなければならない。

マンガの神様と言われた、「手塚治虫」氏は、自分より若い漫画家の人には、必ず、〇〇さんと呼びかけて、相手に敬意を払っていたそうである。

心地よい空間を作りだすこと・・・それが、その人の器である。

2018年8月6日