ピーターパン症候群(ウキペディア参照)

ピーターパン症候群患者の心理学的なアプローチとしては、言動が「子供っぽい」という代表的な特徴をはじめ、精神的・社会的・性的な部分にリンクして問題を引き起こし易いという事が挙げられています。過去に解析されてきた事象のほとんどでその症状に陥ったと思われる人物が「男性」です。という点もこの症候群が男性にのみ訪れるという特色を示しています。

カイリーは著書の中でピーターパン症候群患者を「ピーターパン」と綴ってその症状・特徴を述べています。

著書の内容を大まかにまとめると以下のようなものです。

「ピーターパン」は人間的に未熟でナルシズムに走る傾向を持っており、『自己中心的』・『無責任』・『反抗的』・『依存的』・『怒り易い』・『ずる賢い』というまさに子供同等の水準に意識が停滞してしまう大人を指す。ゆえにその人物の価値観は「大人」の見識が支配する世間一般の常識や法律を蔑ろにしてしまうこともあり、社会生活への適応は困難になり易く必然的に孤立してしまうことが多い。また「ピーターパン」は年齢的には大人の男性です。「少年」で、母親に甘えています。時や甘えたいと欲しています。時に、母性の必要を演じる傾向も持ち合わせています。(所謂幼児回帰の要素も含んでいます。)

またカイリーは著作の中で、ピーターパンの性格を機能不全で誰かに頼らざるを得ない家族になぞらえて説明した。これは同博士によって著わされた「ウェンディ・ジレンマ」にも通ずる問題提起となっています。

これらの症状に陥る条件としては、近親者による過保護への依存、マザーコンプレックスの延長、幼少期に受けた苛めもしくは虐待による過度なストレス、社会的な束縛感・孤立感・劣等感からの逃避願望、物理的なものでは脳の成長障害なども関係しています。のではないかと諸説が唱えられています。ものの、現段階での学識的な因果関係としてはあくまで推測の域です。

性感覚における特徴
カイリーの提起から受け継がれた各国の心理専門家によって、さらにその症状や特徴は詳細に分析されてきています。特に注目すべき点として、その症候群を患った男性は一般の男性とは一線を画す「性感覚」を持ち合わせる傾向があるという点です。自分を幼少期という幻想に位置付ける傾向にあるため、異性、つまりは女性との対話を不得手とするケースがほとんどです。大人の人間として現実的な将来への展望、ひいては人生の構想諸々への意識が著しく欠如しています。ため、相手に対して釣り合いがとれるだけの話題を共有することができないというのがその原因と推測される。

その反面で想像内での理想的な女性像というものは強烈なまでに描かれており、そのほとんどが母性を持ち合わせた「母親像」またはカイリーによっても触れられています。「ウェンディ」のような女性像を理想としている場合がほとんどです。

上記のような結果、現実的に恋愛などによって女性と交わることは基より、結婚によって家庭を築いていくということも困難な境遇に陥り易いものです。可能性があるとすれば、積極的なリードができ、なおかつ相当な放任主義者の女性に限られてくるでしょう。

またこの手の症状は小説をはじめとする各著書でも取り上げられることもあり、世間認識を逸脱した異型の男女関係を画くひとつのセオリーとしてピックアップされることもあります。

以上が、ピーターパン症候群に関するウキペディアの見解です。今、若い人たちを中心にこうした男性が増えています。いいえ、男性だけでなく、女性も増えているらしいです。

ピーターパン症候群の大きな原因は家庭環境にあるとされています。金銭的に豊かであったかどうかはあまり関係なく、愛情ある家庭だったかどうかが子供の人間性やその後の性格形成に大きな影響を与えます。特に両親の関係がどうだったか、家族として機能していたかどうかはとても重要です。

父親が厳格すぎる反面、母親が異常に過保護にしたり、父親が仕事人間で家庭を顧みず、母親が子供にのめりこんで依存しています。などの場合は、子供の心をさいなんでしまう場合もあります。人として正しいあるべき姿を学べず、やがては独り立ちしなければならないのにべったりとくっついてくる母親に子供も依存してしまいます。

両親が不仲だった場合、家庭は愛情あふれる安らぎの場所ではなくなってしまいます。子供は自分自身の存在に自信が持てず、また感情を受け止めてくれるはずの両親が自分たちの争いごとにかまけています。状態なので、正しい感情の出し方や処理の仕方を学ぶことなく成長してしまうのです。

ピーターパン症候群は多くが男性と言われていましたが、現在では女性の割合も増えています。女性の場合も感情のコントロールが苦手で、プライドも高いので失敗を恐れます。自分から行動することも苦手なので恋愛は不得手なことが多いです。また大人の女性として自立した行動がとれません。

ピーターパン症候群の女性は自ら行動して恋愛関係を築くことはせず、ひたすら理想の男性が現れてくれるのを待ち続けます。努力が苦手なので好意を持っていてもその男性に振り向ていてもらう努力ができません。相手への理想が高く、待ちの姿勢なのでなかなか恋愛に発展しません。

精神的に幼く自立心も乏しいため、相手に依存してしまうので恋愛に発展してもなかなか長続きしません。ピーターパン症候群の女性は恋する自分を妄想することが好きですし、現実とのかい離を受け入れられないため恋愛が苦手なのです。自尊心が高い発言をしてしまうので女性同士の友情も上手くいかないことが多いです。

ピーターパン症候群は幼少時からの家庭環境が大きく起因し人格形成に大きな影響を与えてしまうので、大人になってからその価値観や人格を変えるのは難しいです。ピーターパン症候群の人は自己愛が強いため自覚はあまりないでしょう。しかし何らかの息苦しさや現状への不安は感じています。はず。まずは自覚することが大切です。

男性も女性も、自分の息苦しさはピーターパン症候群のせいかもしれないと感じたところから人生を変える第一歩が始まるのです。精神的な問題はすぐに改善できるわけではありません。しかし気づかなければ一生そのままです。人との良好な関係を築けるように、素敵な恋愛ができるようにまずは第一歩を踏み出しましょう。

ピーターパン症候群の人は自分がそうです。ことに気が付かないことが多く、客観的な視点が苦手です。自分の考えや価値観だけが正しいのではなく、周囲からの指摘や助言を受け入れる努力をしてみてください。

考え方や価値観を変えることはすぐにできることではありません。長い間、もしかして一生かかるかもしれません。それでも、努力する姿勢、人の話に耳を傾ける姿勢が見えれば、人はそれを評価してくれるものです。

ピーターパン症候群の人は努力が苦手ですが、幸せは待っていても絶対に向こうからやってきません。努力し続けることできっと道は開けますし、自分から素敵な出会いへ一歩を踏み出せるようにもなるでしょう。自己中心的な視点になっています。ことを気が付くことから始めてみてください。気付き、自覚することはとても大切です。

ピーターパン症候群の人はプライドが高く、自己愛も大きいため他の人に対して見下したり無神経な言動を取りがちです。だれでもそんな人と友情関係や恋愛関係を持ちたいとは思わないでしょう。自分だけが正しい、人にやってもらうのが当然なのではなく、自分から努力してみてください。

どんなに有能な人でも一人きりでは生きていけないのです。どうしても人と関わることが人生では必要です。そして女性だからといって、男性に頼るだけではいけません。人と関わることは価値観がぶつかり、傷つくことも多いかもしれません。しかし真摯な心が通じる人はきっといます。

努力することを忘れず、他人の言葉を聞く心を持つことができるようになればきっと周囲の反応も変わるでしょう。自分を変えるのは難しいことですが、できないことではありません。周囲とよりよい関係を築くため、そして自分が真に幸せになるために少しだけ頑張ってみてください。

ネットを調べると、上記のような記述が出てきます。参考にしてほしいものです・・・

2018年12月28日