稲盛さんの成功哲学

稲盛さんといえば、京セラの社長であり、会社が倒れ掛かったJALを立て直したことで有名な方である。利他の心が人生を開くとして、稲盛経営哲学は展開する。実際、JALの再生を図った時も、「本来、人間というのは、真善美という基本的な価値観を追い求める素晴らしい存在であるのに、JALの方々は、それをなかなか発動できなかった。しかし、稲盛さんの善き思いがそうした人たちの心を本来の美しいものに戻していったということです。」と、ある本の中で紹介されている。

稲盛さんの成功方程式は、「人生・仕事の結果=考え方✕熱意✕能力」であり、

人間にとって、最も大切なことは、考え方であり、熱意だそうだ。

もっともだ!と思いながら、このエッセイを書いているが、この簡単なことができない人が多すぎる。何かにつけて、言い訳をして、人の責任にする。自分の環境のせいにする人も多い。

そんな人の話を聞いていてもつまらないので、社員の言う責任転嫁の言葉には、聞き流すようにして、あまりかかわらないようにする。

もっとシンプルに考えて、素直にこつこつと自分の仕事をすればよい。何かカッコをつけたり、人に良く見せようなどと考えなくてよい。自分がライバルであり、これまでの自分を超えることができるか?ということが命題である。

経営者で、成功をしてきた人たちは、自分に言い訳をしなかった人たちだろう。そして、成功している人たちを追っかけて、素直についてきた人たちだ。このことは、別に経営者でなくても、おんなじだ。

稲盛さんは、経営者で自分たちとは違うという人がいる。
「じゃぁ、何が違うのですか」「同じ人間じゃないですか」と私は言いたいです。

自分は自分だ。と言う人に聞きたいです。
「あなたは、人に誇れるほどの成功をしてきたのですか」…と。

2019年5月27日

5月の風

平成から令和にかかての10連休が終わると、5月も後半になってくる。新緑がまばゆい中、ふと気づくことがある。それは、「風が強いんだなー」ということだ。

新緑の間を走り抜けてくる風は、気まぐれに雨をもたらしたり、晴天をもたらしたりしてくれる。

平井堅の曲の中に、「キャンバス」と言う歌がある。その歌詞の中に次のような一節がある。

『鳥のように自由なのに、風のように寂しかった・・・』

と言う一節だ。風という概念に寂しさが結びついていた。意外だった。風は自由さを表し、気まぐれなところがあって、人間の間にちゃちゃを入れて笑いを起こして過ぎ去っていくものと言うイメージだったのに・・・

「人によって、とらえ方が違うのだろうな・・・」

5月の後半に吹く風は、これから何かが起こる前兆のような気がする。6月に入れば、梅雨の季節がやってくるのに・・・

さてさてどうなることやら・・・

2019年5月22日